踏み出した一歩は、大きな一歩になる。
こんにちは。小鶴智章と申します。私は中学・高校と青山ゼミでお世話になり、今年の4月からスタッフという立場で、今度は教える側として青山ゼミでお世話になっています。
まず、私が6年間という長い間、青山ゼミにいてまず感じることは、青山ゼミの環境の良さです。塾長をはじめとする素晴らしい先生方の、厳しいけれども親身で丁寧な授業。優秀なスタッフによる、一人ひとりに合った個別指導。生徒が自習したいときに徹底的にできる緊張感のある自習室。合宿などの活動を通した、勉強以外のことにまで及ぶ指導。そして久しぶりに中学生コースを見てみると、自分の頃とは変わっている事が多く、青山ゼミは進化し続けていることを実感しました。
生徒の皆さんはこの素晴らしい環境が整った青山ゼミを最大限に活用して、自分自身を鍛えて欲しいと思います。
私は中学校時代、塾長の勧めもあり生徒会長を務めました。生徒会長を務めることは、内申書がよくなることや推薦入試が受けられるということだけでなく、様々な良いことがあったので、それについて書きたいと思います。
まず1つ目は、立候補することで、一つ大きな壁を乗り越えることができたということです。生徒会長に立候補するということは、魅力的なこともある反面、「落選したらどうしよう」や、「面倒そうだし・・・」という不安など、リスクもあります。しかし、これは生徒会長に限ったことではないですが、運動会のブロック長や級長等でも、自分を変えてみようとチャレンジして踏み出した一歩は、それだけでも自分の成長につながる大きな一歩になるはずです。
2つ目はリーダーとしての力が身につくことです。自分のことだけでなく、全体を見る広い視野が身に付き、またリーダーとは何なのかということや、、決して指示をすることだけがリーダーの仕事ではないということを深く考えさせられます。
最後に3つ目は、人前で話すことに慣れるということです。生徒会長は、入学式や卒業式、運動会など様々な機会で大勢の生徒、保護者の前で話すことになります。最初は非常に緊張しますが、場数を踏むことでだんだん慣れてきます。
すると、クラス単位での発表も苦にならず、自分は今では大学のプレゼンが得意になっています。これは発信力ということが求められている今の時代にとても役立つことだと思います。
これらの経験は、したくても滅多にできるものではありません。幸い、青山ゼミでは生徒会活動だけでなく運動会等の行事のリーダーになることも応援してくれるので、生徒の皆さんには積極的にチャレンジして欲しいと思います。
次は私の進学した修猷館について書きたいと思います。
修猷館について私がまず思うのは、周りのレベルが非常に高いということです。修猷館はよく自由な学校といわれますが、生徒がきちんと自律しているので、ど派手な格好をした人はおらず、全員が節度を守っています。また「いじめ」というレベルの低いことは一切起こらず、私は修猷館で「いじめ」という言葉を聞いたことがありません。
学力面では、中学時代に優秀といわれていた人たちが集まっているので、多くの人が上には上がいることを知り、壁にぶつかります。しかしそれをバネに更なる向上も狙えます。また、志の高い人が多い(その反面浪人も多いのですが)ので、東大、京大の最難関大学を受けやすいと思います。確かに他の高校でも受験はできますが、やはり受ける人数が少なく、孤独な受験になってしまいます。その点修猷館では受験する仲間が多く、対策授業も多く行われるので、非常に心強いと思います。修猷館は真面目でオタクのような人から、ふざけて楽しい人まで、本当に様々なタイプの人がいて、各々が色々なことにチャレンジしてみようという気持ちが強いので、自然と自分も色々なことにチャレンジすることで自分自身を広げられ、何より、自分がしたいことを思い切りできます。私の場合、高校からラグビーに挑戦し、諦めたいと思ったことは数え切れませんが、卒業して振り返ってみると、あっという間で充実した3年間だったと思います。
最後に私の勉強法について書きたいと思います。
私の勉強の理念はただ一つ「基礎から丁寧に」ということです。
よく基礎はあくまで基礎に過ぎないと思って、応用力を重視しすぎている人がいます。また反対に、応用力がないからと言って基礎ばかりする人もいます。
しかし、私にとって基礎力と応用力は紙一重です。
確かに演習問題をたくさん解いていくことも必要なことではありますが、それよりも、まず内容を頭に入れ暗記をすることが優先であり、本当に基礎が定着している人は、いざそれを応用していく時も、自然と「解法・答え」が導き出せるものです。
そして私は「丸暗記」も時に重要だと思っています。丸暗記は本当の勉強ではないかもしれませんが、テスト特に入試では非常に有効だと思います。
覚えることを面倒がっているようでは成績の向上は見込めません。勉強はそれほど甘いものではなく、長い目で地道にやっていくしかありません。
そこで私が活用していたのは教科書です。中学校の定期試験はもちろん大学入試のセンター試験まで活用し、「教科書に始まり教科書に終わる。」と言っても過言ではありません。
私が百道中に通っていた時、この勉強法により定期試験で5科目中4科目を100点という、自分で言うのもなんですが、とてつもない点数を取ったことがあります。もちろん百道中で学年1位でした。
修猷館や九州大学程度の入試では、一つ一つを丁寧にやっていくことこそが、一見遠回りであるようで一番の近道なのです。
長々と自分の経験を書いてきましたが、私は自分が変われた青山ゼミにとても感謝しています。