素敵な高校生活を夢見て…修猷館へ
僕は、百道中に転校してくる中学3年生の2学期まで、佐賀にある中高一貫校の弘学館の生徒でした。
しかし、男に囲まれ寮に監禁される生活が、このまま高校生になっても続くのは絶対いやだ!ということで、中学3年生の1学期に弘学館を退学し、百道中に転校してきました。
いきなり受験生になったのですから、それからは大変でした。まず夏休みは、大手で合格者が多いと広告に書いてあったので安心ということで、その塾へ夏期講習に通いました。ところがそこは、先生と生徒のつながり、また生徒同士のつながりというものが皆無で、とてもつまらなく、勉強のやる気もない中身のない生活を過ごしてしまいました。あと数ヶ月後には入試なのでとてもあせりました。
そんな夏休みの終わりに青山ゼミに入塾しました。
それから生活は一変しました。福岡に戻ってきてすぐだったので、友達も少なく、誰ともしゃべれなかったのに、ゼミの人はやさしく接してくれました。ゼミで修猷館の先輩達にもかわいがられ、絶対に修猷館に合格してやると決心できました。
また、ゼミの先生達も親身になって指導してくださり、とても感動しました。塾というより学校みたいな感じで、「これが、僕が望んでいたものだ。」と悟りました。僕は私立中だったので、百道中と社会や理科の進度が違って、習っていない分野などがありましたが、ゼミがちゃんとカバーしてくれました。それに、苦手な分野も何度も丁寧に教えてくれて、とても満足できました。
そして月日は流れ、冬休み。
いよいよ追い込みの時期です。ゼミで一日12時間以上、西南学院・筑紫女学園・福大大濠・中村女子・東福岡の過去の入試問題を何年分も解きまくり、点数が異常なほど上がりました。この頃はゼミで一度席に着いたら、3時間くらいは席を立つことなく、ぶっ続けで勉強していました。また、先生に言われた通り、ゼミのテキストを何度も繰り返しボロボロになるまで解いたので、各科目70点とれたら合格するといわれた西南学院の入試問題で、90点くらいはとれるようになりました。
そして、2月5日、西南学院にいざ出陣! 見事合格。過去問を解きまくっていたので安心して受験できました。
いよいよ修猷館の入試、試験当日は、朝早くゼミに行って数学を解きました。そして、ゼミの先生やみんなといっしょに修猷館まで歩いていきました。さすがに緊張していたと思います。修猷館の校舎に入る時、受験生何百人の一番最後に校舎に入りました。
僕は途中から百道中に転校してきたので、正直言って内申点があまり良くなく心配でした。しかし、ゼミで個別に作文の指導を受けたり、英語のリスニング問題を毎日したり、社会・理科の記述対策特訓も受けたので、点数的には十分な280点以上はとれたと思います。
修猷館合格!うれしいのはもちろんでしたが、もし落ちたら、「なんのために弘学館をやめたの?」ということで、ほっとしました。
今では素敵な大学生活を夢見て頑張っています。