これから受験に臨む後輩の皆さんへ
私がゼミに入塾したのは、中2の終わり頃です。それまでは他の塾に通っていましたが、部活と生徒会とで忙しく、全く勉強していませんでした(今思うと、ただの妥協にすぎませんでしたが)。だから当然、入塾した時はあまりよい成績ではありませんでした。正直言って、先生方には私立は中村女子、公立は良くても城南と言われたほどです。でも、絶対に西南高校に合格したかったので、そのために1ランク上の修猷館高校に合格できる実力をつける事を目標にして勉強を始めたのです。
まず、ゼミで勉強のやり方を徹底的に鍛え直され、今までの自分の勉強で成績不振だった理由がわかりました。今までの中途半端な勉強を改善した事で、それからは順調に成績が上がっていきました。
しかし、それだけの目標を立てていたにもかかわらず、中3の夏休みには、気持ちが緩み、青木先生に厳しく指導されました。それまでの、自分に甘えた態度が情けなくて、また先生方に申し訳なくて泣きました。ゼミの先生方は、本当に生徒の事を考え、また信頼して指導して下さっています。逆に言うと、一生懸命勉強することは、学力の向上だけでなく、自分への自信に繋がります。今思うと、ゼミで本当に精神力を鍛えられました。
また、勉強に欠かせないのは集中力です。青木先生に言われていると思いますが、「勉強量=集中力×時間」。集中力を上げれば、勉強の密度は濃くなります。私はゼミの自習室で勉強するとき、ゼミの先輩で1つ学年が上の修猷館高校のS先輩(元百道中テニス部キャプテン)の後ろの席に座って勉強し、先輩と自分との集中力の違い(先輩は5時間以上ぶっ続けて勉強していました。)、勉強に対する意識の違いを見せつけられて衝撃を受け、先輩を目標にして頑張りました。
そして、何よりも大切なのは、最後までやり抜く力だと思います。自分に甘えず、自分を信じて、目標に向かって突き進むことこそが、合格のカギとなることでしょう。 ゼミには、このような力を身につけ、自分を成長させるチャンスや、また、目標となる先生、先輩、友達がたくさんいるはずです。ぜひ、受験を通して、勉強だけではなく、人生に置いてプラスになる力(特に精神力)をたくさん身に付けて下さい。
具体的に、私の中3の冬休みのことについて書いておくと、ゼミが開いてから閉まるまで、14時間くらい勉強し、帰ってからは夜中3時半ぐらいまで 1日20時間近く勉強していました。きちんと勉強したという印に、寝る前にゼミの留守電に電話をかけるとか、朝6時頃に起きて勉強する時には、ゼミの中3生で連絡網を作って、お互い協力して起こし合ったりして、いろいろな工夫をしていました。途中、自分が期待しているほど成績が上がらず、悩んで逃げ出したくなる時もありましたが、ゼミの先生方に励まされ、最後まであきらめず執念で、偏差値が60にも届かなかった私が、念願の修猷館に合格することができました。 長々と書きましたが、この文章が少しでも受験生の皆さんの参考になれば、光栄です。最後に、私の受験の経験から、ゼミの皆さんにアドバイスできることを箇条書きにして、まとめておこうと思います。
◇ 一番大切なことは、志望校に「絶対に行きたい」という強い意志です。
◇最後まで諦めずに、粘り強く、何度も繰り返すのがポイント。(特に、ゼミで解く入試問題の過去問は、練習とは思わずに、本番だと思って一生懸命解くようにしましょう!日頃から一生懸命さに欠ける人は、必ず本番でミスを犯します!)
◇ゼミの先生の忠告は、素直に聞きましょう。(受験の時に絶対後悔します。)
◇夏を過ぎてから睡眠時間を削るより、受験勉強は早く始めた方が絶対良いです。(焦ると、なかなか頭に入らないので、年号などの暗記は特に早めに!)
◇フクト公開実力テストの結果などが悪くても、それで落ち込まない!反対に、それをバネにしてやる気を出しましょう!(受験は精神力の勝負です。)
◇暗記したいプリントはトイレにはるのが一番頭に入りやすい。(その日に覚えたことを、夜寝る前に思い出すのもよい)
◇同じ高校を目指す友達をライバルにして、負けないように頑張る。
◇青木先生に何度もいわれたこと「勉強量=集中力×勉強時間」
◇私は国語が一番好きで、受験当日も「国語は大丈夫」と思っていたら、その国語を失敗しました。このように、何が起こるかわからないので、絶対に油断をしないこと。
◇苦手教科は必ず無くしておくこと。1科目でも苦手教科があると、非常に不利です。
試験当日は、
◇自分の今までやったことを思い出し、自信を持って試験会場へ。(みんながかなり頭良さそうに見えるけど、堂々としていれば大丈夫!ちなみに私は、ゼミの先生方やゼミの友達としゃべっていました。)
◇朝は、ゼミで数学を解きましょう。(難しい問題ではなく、1回解いたことのある問題をゼミの先生が用意して下さいました。)
◇途中でお腹が減るので、‘ウイダーINゼリー’などを持っていくことをお薦めします。
偉そうなことを書いた気がしますが、受験が終わって気づいたことも多いです。とにかく、諦めずに頑張れば、以下の方程式で合格するはずです!
努力が実力をつけ、実力が自信となり、自信が幸運を呼び、幸運が勝利をもたらす~勝利の方程式(青木先生より)~
私が修猷館高校に合格できたのは、青山ゼミのおかげです。どうもありがとうございました。