ラ・サール高校合格体験記
私は、小学校5年生までは受験を知らない一般的な子どもでした。 とある日、友達から「松浦って附設に行くんだよね?」と言われその当時は中学受験など何も知らず、とりあえず「うん!」と言いました。それから、附設の学校説明会を聞きに行ってその気になり、小学5年の2月から大手塾に行き、受験のことを考えるようになりました。1年間必死で頑張りましたが、結果、夢も叶わず、地元の高取中に行くことになりました。 中1の秋までそのまま大手塾に行きましたが、部活も塾も中途半端な状態が続き、私はそれなりに楽しかったのですが、親に塾を止めさせられました。
冬休みは、大手塾Partllに行きましたが、おもしろくなかったので3学期からはどこの塾にも行っていませんでした。中2になるときの春期講習に、友人の青山ゼミ生に誘われ、青山ゼミに入塾しました。その後塾長から、「お前は附設、ラ・サールに合格して修猷館に行け!」と言われ、前々から附設、ラ・サールに行きたいと思っていたので、ここの塾で勉強しようと決意しました。
中1から中3の夏までは、修猷館高校を受けるクラスで勉強し、ラ・サール対策の個別指導を受け始めたのは中3の9月からでした。 私は数学が得意で、英語と国語が苦手でしたので、英語と国語の個別指導を受けました。特に英語は今まで持っている知識だけでは到底太刀打ちできないので、重点的に取り組みました。本来は英単語を覚えなければならないのですが、通常授業の忙しさにかまけて、あまりそちらの勉強をしていませんでした。冬休みの直前になり「このままではヤバイ!」と思い、高校生がセンター対策に使う「即戦ゼミ・大学入試基礎英語頻出問題集」を毎日100構文ずつ覚えるよう努力しました。
冬休みになると、通常授業がとても忙しくなりラ・サール対策ができずに冬期講習を終えてしまいました。そんなとき、ふと思い立ってラ・サール高校の入試までの日数を数えてみると残りわずかで、今までに受けた過去問の全てが合格ラインを到底満たしていないという状況であることに改めて気づきました。「このままでは落ちる・・・」と思い、最短でラ・サールに合格するために過去問の研究をしました。
研究した結果、一番伸びるのは英語だと気づきターゲット1400を覚えました。 国語も伸ばしたかったのでゼミの先生に聞いた結果、「1ケ月あるなら毎日国語の文章問題1題を答えが合うまでやれば、点数が上がる。」と言われ、藁にもすがる思いで毎日夜遅くまでゼミに残って解きました。
個別指導では国語と英語が中心で、数学は得意な方だったのであまり個別指導ではやっていなかったのですが、そのせいか全然いい点は取れていませんでした。しかし過去問の採点後によく見直すと、計算ミスを無くすだけでもボーダーを超えることができるとわかりました。その後は計算ミスを無くすことと、ラ・サール対策の問題集の中から、ラ・サールがよく出題する分野を全部解けるまで繰り返し解き続けました。 社会と理科は、過去問を初めて解いた時から、ボーダーを超える実力があったので、あまり勉強しませんでした。 以上の結果、過去問は4勝2敗という形で終わりました。 入試の1週間前からは金山先生に「朝型に変えるように」と言われたので、今までの夜中2時に寝て、朝7時半に起きる生活を改め、12時に寝て朝4時に起きる生活に変えました。(でも、朝6時半から7時半は睡魔に負けて、また寝ていましたが・・・(-_-)zzz)
本番前日。新幹線で鹿児島へ向かいました。 実は、私は本番前日の試験会場下見の時までラ・サール高校を一度も見たことがありませんでした。下見で、ラ・サール高校3年生の青山ゼミの青木先輩(塾長の甥御さん)が駆けつけてくださり、普通の受験生が見ることのできないところ(寮や寮の風呂、下宿など)も見せていただいたので、より一層ここに行きたいという気持ちになりました。
本番当日も、塾長と青木先輩が来てくださり、塾長に「いいところがあるから」と、学園内の礼拝堂に連れて行っていただきました。青山ゼミ必勝の法則だそうです。神様に神妙にお祈りしたあと、青木先輩から襟元のラ・サール校章を見せていただきました。
塾長からは、
・休み時間ごとにトイレに行け!(歩け)
・トイレから帰ったら次の教科に集中しろ!終わった教科は気にするな!
・答え合わせは絶対にするな!
・友達と会ってもしゃべるな!
・廊下の窓から桜島を見ろ!
青木先輩からは
・うまく行かなかったら窓を開けて空気を吸え!
とアドバイスをいただき、「廊下の窓から桜島」以外は全て実行しました。
おかげさまで本番の受験でも落ち着いて取り組むことができ、英語は非常に難しかったのですが、その分社会と理科で必死に巻き返し、ラ・サール高校に合格をすることができました。
最後になりましたがラ・サール高校受験を支えていただいた青山ゼミの先生方、一緒に勉強したライバルや仲間たち、青山ゼミに行かせてくれた父とほぼ毎日お弁当を届けてくれた母には心から感謝をしています。
そして、今からラ・サール高校を受験する人もそうでない人にも、私がこの受験を通して学んだことを伝えたいと思います。 それは、「努力無しでは、合格しない。」ということです。 この合格体験記が、これから受験をされる方の少しでもお役に立てれば幸いです。
ありがとうございます!青山ゼミのおかげです!