マンネリ化を最小限に抑えるための「学習環境」と「誘惑」についての考え方

こんにちは。青山ゼミの大塚です。

今回は、この時期に必ず起こる「マンネリ化」と、勉強に集中するために必要な「学習環境」についてお話しします。いつも保護者にご面談にてお伝えしている「誘惑との付き合い方」を文章にしてみました。

マンネリ化は必ず起こる

4月も下旬です。
入学式とか自己紹介とか、新年度が始まっての各種イベントもそろそろ落ち着いてきたころでしょう。
4月の最初はやる気に満ちていた中高生も、だんだんと日々の生活に慣れてくると、マンネリ化してきます。

この、「マンネリ化」が怖い。
いわゆる「5月病」とも言われます。

この時期は良い意味でも悪い意味でも、力の抜きどころが分かってきます。
ある全国最難関中学校の先生から伺ったのですが、どんなにレベルの高い集団にも、このマンネリ化はかならず存在するようです。
だから、ある程度のマンネリ化は致し方ない部分もあります。
いい意味でいうと、「慣れてきた」とも言えるでしょう。

ただし、マンネリ化をズルズルと引っ張っていくと、夏の終わりくらいはすでに致命的な差がついています。
特に、夏くらいの時期に「学校についていけない」という状態は危険です。
私たちもいろいろな生徒を見て来ましたが、残り時間が決まっている入試に立ち向かう上で、この「学校についていけない」という状態は、そうとうな戦略と膨大な指導時間が必要です。
その分お金もかかりますし、当の本人は楽観的だし…といった始末です。
逆に、マンネリ化をうまく解消できた生徒は、夏以降のいい流れに乗ることができていると感じます。

このように見てみると、「5月病」については、なってしまうことは仕方ありませんが、人より少しでも早く抜け出すため、もしくはマンネリ化を最小限に抑えるためには、本当にしっかりと考えていかねばなりません。

では、マンネリ化や5月病に負けないためにはどうすればいいのでしょうか?
私たちが考える答えは下に書いています。

人間は誘惑に勝てない

中高生が勉強に集中するためには、しっかりとした意志が必要です。
しかし、自分の意志を持ち続けるのはかなり難しいと考えて間違いありません。
大人のみなさまなら多かれ少なかれ、必ず経験がおありなはずです。中学受験、高校受験を突破した子どもたちも分かっていると思います。
自分の意志だけで勉強を続けられる…そんな人間、大人でもそんなに多くないのです。

「人間には、長期的な目的実現よりも、短期的な快楽のほうを優先してしまう性質がある」というのは非常に有名です。
短期的な快楽…いわゆる「誘惑」は身近にたくさんあります。
上で述べたような「学校についていけない」生徒は、何かしらの誘惑に負けていることがほとんどです。

ここで、親が子どもを叱ってしまうのは、あまりいい結果を招きません。
誘惑に負けて自己嫌悪…とかになるともう面倒です。
「どうせ自分にはできない」などと、モチベーションがさらに下がる悪循環です。

ではどう考えればいいのか?

諦めましょう!

…とても無責任な答えですね。もう少しお付き合いください。

誘惑と戦わない

私は、「それらの誘惑にはまず勝てない」と諦めることが大事だと思っています。
生徒本人ももちろん、保護者ものみなさまも、です。
そもそも人間は誘惑には勝てないものだと開き直るのが必要です。
受け入れましょう。

さて、そろそろまとめに向かいます。
自分は誘惑に勝てないのだ、と受け入れたあとにどうすべきか?

誘惑と戦わない「環境」が必要です。

大切なのは「環境」

人が目的に向かうときに最も大切なのは「環境」です。

以下は、少年院で勤めていた方のお話です。
いろいろな問題を起こした少年たちは、少年院に入ってきます。
彼らはそこで適切なプログラムを受け、本当にしっかりと更生し、少年院を卒業していくそうなのですが、半分くらいの子どもたちは再び帰ってくるのだそうです。再犯です。
再犯した子どもたちの特徴を調べてみると、どうやら、少年院を卒業したあと、昔の人間関係に戻ると、ほぼ確実に犯罪を繰り返すそうなのです。
逆に、以前の人間関係をほぼ解消し、新しい環境で生活をすると、ほとんど再犯することはないそうです。

このように、人間には「適切な環境」が必要なのです。

誘惑を遠ざける

適切な環境をつくりあげるためには、先に述べたとおりの「誘惑」とどう付き合うかがポイントです。
具体的には、「物理的に誘惑を遠ざける」ことが効果的です。

・ゲームや漫画など、代表的な誘惑はそもそも部屋に置くべきではありません。
・スマホは、勉強時間には絶対に触るべきではありません。
→「調べもの」は、他の人のスマホを使うか、調べもの用のタブレットがあれば良いです。
自分のスマホで調べものをすると、最初は真面目にしていても、必ず誘惑に負けます。
誘惑に負ける自分を認め、かわりのやり方を考えましょう。

辞書や図鑑で調べる、のがいちばん良いのですが…
現代社会において、インターネットの利用はむしろ歓迎すべきことだと思います。
社会人になって検索が下手、というのは、今の時代生きていけない、といっても過言ではないでしょう。
この話は今回のテーマとは逸れますので、またいずれお話しします。
・誘惑が無い場所で勉強しましょう。
学校でできるならそれで良いし、有料の自習室も人気です。もちろん青山ゼミにもあります!

勉強に集中するために今すぐできそうなことは、こんなところだと思います。

なお、今回のお話は、愛知県で個別指導塾をされている國立先生の著書を参考にさせていただきました。私がご面談にて保護者の方に申し上げていることを比べて、まさにこれだ!という内容でした。
「小学生のうちに身につけたい! 『勉強』のキホン」と題されていますが、中学生、高校生にも共通する普遍的な内容です。

最後に、青山ゼミの環境づくりのためにしていることをお伝えして終わります。

青山ゼミの「環境」

青山ゼミでは以上の考えのもと、常に今の環境に手を入れて、よりよい環境を整えています。
今回青山ゼミでは、ハイレベル自習室のレイアウトを変えることにしました!

↓今の自習室のレイアウトはこちら↓

生徒ひとりひとりが、自分の空間を作れるようにレイアウトを練っているところです。

変更が完了したらまたブログでお知らせしたいと思います。
青山ゼミ生はお楽しみに!