こんにちは。青山ゼミの大塚です。
漢字検定の季節です。
せっかくなので、漢字検定を受ける良さについてまとめてみました。
申し込みたいときはこちらをご覧ください。
漢字検定を受ける良さ
先にやっとける
漢字検定を受ける理由の中でもっともシンプルなのは「入試のため」です。
入試の合否判定で有利に働く、というのもありますが、
入試で問題を解けるように漢字の苦手を克服したい、
という考えの人も多いですね。
じゃあ、漢字の勉強はいつするのか…ですが、
入試の直前はムリです。
その時期は、過去問を始めとする実戦演習とそのやり直しがメインです。
漢字が苦手だからといって、直前期に漢字の練習をしている暇はまずありません。
だから、今の時期に、先に受けてしまうべきです。
受験生以外も同様。
先にやっとくと、知っている漢字が多くなるのだから、分かる問題は増えるはずです。
国語に限ったことでもありません。社会の語句など漢字も難しいからですね。
知っとくとそれだけでラクです。
受けることで頭に残すことができる
もちろん、受検するからには合格したいと思うのが普通です。
合格に向けて、がんばりましょう。
ただし、合否結果に深刻になりすぎないようにすべきです。
「合格しなかったらどうしよう」「不合格は受検料のムダだ」など思わないでください。
結果はともかくとして、勉強したことは必ず頭に残ります。
なお、「頭に残る」というのは「はっきり覚えている」というわけではありません。
「意味を知らんけど読める」「読めんけど見たことある」レベルでいいのです。
勉強は繰り返しが大切です。
「見たことある」さえあれば、再びその言葉に出会ったときに「覚え直す」スピードが早くなります。
結果、初めてその言葉を目にした人より定着が早まります。
必ず、のちの入試に活きるのです。
これは断言できます。
すべての科目の勉強ができる
漢字検定と問われる力は、漢字の読み/書きだけではありません。
部首、熟語の構成、対義語、四字熟語…など、様々な知識を問われます。
漢字検定は、漢字の力がつくというより、語彙力がつく良いきっかけです。
ところで、大学入試改革では、「読解力・思考力・表現力」が重視されるようになると言われます。
しかし、です。
・読解力をつけようにも、相手の言っている言葉の意味を知らなければ何もできません。
計算の練習をしたいのに、演算記号( + ー × ÷ )を知らない状態といっしょです。
・思考力をつけようにも、言葉を知らなければ考えようがありません。
カレーを作りたくても、材料が無いのと似ています。
・表現力をつけようにも、言葉を知らなければ表現のしようもありません。
おもちゃを買って欲しいけれど、どうしていいか分からないから泣く子どもと同じです。
このように、読解力とか思考力とか表現力とか言う以前に「語彙力(ボキャブラリー)」が必要です。
語彙力は、すべての科目の基礎となります。
語彙力がつくと、他の教科の教科書が自分で読めるようになったり、自力で解けるような問題が増えたりします。すべての教科の勉強をいっしょにしていると考えれば、非常に効率が良い勉強ですね!
語彙力は、日常生活でしっかりと言葉を使っているかがカギになります。漢字検定が家族での受検を勧めている理由はここです。
漢字検定の勉強が、大きなきっかけとなるでしょう。
パソコン/スマホで変換を正しくできるようになる
現代は、「手書き」が少なくなってきました。この記事もパソコンで書いていますね。
では漢字の勉強は不要か、というと、まったくそんなことはありません。
スマホでもパソコンでもいいのですが、「変換」がありますよね。
いくつか候補がある場合、正しい言葉を選べるでしょうか。
たとえば、この記事でも何回も出てきている「勧める」が良い例です。
今回の記事では、「薦める」ではなく「勧める」が正しいです(調べてみてね!)。
これを自信をもって選べるために、これからの時代でも漢字検定は必要だと確信しています。
受検したい、という人へ
さて、興味を持っていただいた方向けの説明です。
申し込み方法
ここでは、青山ゼミで受検する場合についてお知らせします。
青山ゼミで受検する場合は、まずは大塚までご連絡ください。
大塚のメールアドレス:otsuka@aoyamazemi.jp
青山ゼミ:092-852-7200
外部からの受検希望も大歓迎です。
青山ゼミ生は、まずは希望する受検級を大塚まで言いにおいで!
受けるなら少し難しめを
何級を受けるべき?という人のために。
漢検から、受験級のめやすが出ています。
私は生徒に、少し難しめの級を勧めています。
地域性もあるのでしょうが、青山ゼミに来ている生徒たちには、漢検が出している級ごとのレベルは少し易しい気がします。
小学生には自分の学年レベルの1つ上を(たとえば、小5の子には5級を)勧めます。
中学受験をする小6には、3級まで勧めることもあります。
青山ゼミの中学受験生が目指すレベルには、当然のように必要です。
中1、2には3級です。
中3には準2級です。本当のことを言えば2級にチャレンジしてほしいです。
高校生は当然2級です。
文系に進みたいなら、準1級も良いと思います。
(なお、2級と準1級の難易度はかなり違うと感じています。2級までは一般生活に必須だと思いますが、準1級より上は専門性が高くなります。1級などむしろ趣味の世界です。)
おわりに
以上です。
受検するメリットが漢検にはたくさんあります!
ぜひ、受けてみてください。