保護者の皆様へ

はじめに

ゼミには、本当に素直な子ども達が集まっており、保護者の皆様の日頃からの教育の賜物であると思っております。これから先、子どもたちは入試という人生の分かれ目へと挑んでいきます。入試というものは、本人はもちろん、親にとっても非常に大きな試練となります。そこで、今回は敢えて保護者の皆様へ「檄文」を出させて頂きます。もう既に心得ている方も多いと思いますが、ご一読頂けたら幸いです。

子どもの成長を促進するのも妨げるのも親次第

子どもは、小学生から高校生の時期に、肉体的にも精神的にも大きく成長します。しかし、精神的な成長には、非常に大きな個人差があると言わざるを得ません。精神面の成長に大きく関わるのは「親の家庭での教育」です。

最近は自主性のない子供が増えていると言われています。この自主性が将来の自立へとつながっていくのですが、自主性が育たない子どもの一番の原因は、親が管理しすぎていることです。子どもの生活や学習、すべてに親が関与し、管理する。このことで子どもは自ら考える力が育たず、最終的には言われたことしかできない大人へと「見た目だけの成長」をしていきます。
学習に関しても、入試で合格するのは「自分で勉強してきた子ども」です。勉強は本人がするものであり、やらされた勉強と自ら行った勉強では、時間は同じでも質の違いは歴然です。たとえやらされた勉強で合格できたとしても、その後、更に高度な学習内容になったとき、更には社会に出たときにどうなるかは想像に難くありません。

ゼミでも長年色々なお子様を見てきましたが、しっかりしていると言われている子どもは、親の干渉が少ない場合が多いです。
子どもの自主性を育てるためにも、「親の干渉」をできるだけ減らすことを心がける必要があります。

親の不安は子どもに以心伝心する

入試を例に挙げてみましょう。入試は、誰にとっても未知のものですから、いくら成績が良い子どもでも、不安に感じるのが当然です。そのときに、子どもが一番信頼している親が不安になっていると子どもも不安になってしまいます。
子どもが自信を持てるようになるためにも、まず親が覚悟を決めてください。入試は、子どもが大人になるための試練であり、精神的に大人になるチャンスです。その大舞台に、子どもが自信を持って臨めるように、まず親が自信を持って、子どもの成長を楽しみにするぐらいの気持ちで子どもに接してください。

子どもが自ら努力することの大切さ

青山ゼミには、勝利の方程式というものが存在します。

青山ゼミ 勝利の方程式

これを見ると、勝利までの道のりの一番根底に「努力」があります。これは当然、やらされるものではなく自ら行う努力です。逆に言えば、この自ら行う努力が土台にあれば、勝利へと道がつながっているということです。
しかし、この努力の段階が、親にとって最も関わることができる段階になります。ここで親が子どもを温かく見守り、子どもの自主性を伸ばしてあげることで、子どものしっかりとした土台を築き上げることができるのです。もし逆に、ここで親の干渉が入ってしまった場合は、言うまでもありませんが、土台の弱い建物は、絶対に完成することはありません。

口出しすることの悪循環・褒めることの好循環

子どもに関与しない、管理しない。実際は非常に難しいことです。特に第一子のお子様の場合は、親としても経験が浅く、本当に神経を削られる想いではないかと思います。「実際できないよ!」「口を出さなかったら子どもの状態がもっと悪くなってしまう!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、子どもに口出しをしていると、気付かないうちに親の子どもに対する見方が変わっていってしまうのです。子どもに口を出すということは、子どもの悪いところを注意するということです。これを繰り返すことで、親自身が、子どもの悪いところしか見付けられなくなってしまいます。子どもの良いところよりも悪いところが気になってしまい、最終的には子どもの良いところが見えなくなってしまう。これでは悪循環です。

例えば、子どもがテストを受けて、算数の点数が上がり、逆に国語の点数が下がったとしましょう。このときに、子どもに口を出し続けている親は、点数が上がった算数より、下がってしまった国語が先に目に付いてしまい、結局注意してしまう、ということが起こります。冷静に考えれば、点数が上がった算数を褒めてあげるのが大切なのは誰にでもわかる事です。
このように、口出しをすることで、子どもの成長を妨げるだけでなく、親自身の親としての成長も止まってしまうのです。成長が止まるというより、むしろ後退と言えるでしょう。最も恐ろしいのは、親自身がその状態に気付かないことです。悪循環に陥らないためにも、普段から子どもの良いところを見付けて褒めてあげるよう心がけていきましょう。そうすれば、今までなかなか見えなかった、子どもの良いところをどんどん発見できるようになり、自然と子どもに口を出す回数が減っていくことでしょう。そして子どもは自発的な行動ができるようになります。この好循環が理想的な教育です。

子どもの姿は、鏡に映った親の姿

冒頭でも触れましたが、入試とは子どもにはもちろん、親にとっても試練だと思います。子どもが成長すると共に、親も親として成長する。まさに教育は「共育」です。子どもを見ていると、その親がどのような育て方をしているか、つまり、その親自身がよくわかります。
実際に第二子、第三子の子ども、また、精神的にしっかりしている子どもの場合には、悠然と構えていらっしゃるご両親が多いです。「子どもに任せていますので・・・」と、その達観には頭が下がります。ゼミとしても、学ばせて頂くことばかりです。きっと、ご両親も、お子様と共に学んでこられた結果だと思います。自分を見つめる意味でも、自分の子どもの様子を見つめてみる必要があります。今まで子どもをどう育ててきたのかが見えてくることでしょう。

最後に

子育てを長年されてきた保護者の皆様に対して、色々と失礼なことも書いてきたかもしれません。冒頭でも触れた通り、ゼミ生は本当に素直な子どもばかりです。そのゼミ生を見ていれば、皆様が素晴らしい育て方をされてきたことがよく分かります。しかし、上記の内容は、誰もが陥りやすい事です。もしよろしければ、機会がある度に上記の内容を思い出し、育て方について見直して頂けたらと思います。

お子様の教育という長い道のりの中、お子様について不安や苦悩にさいなまれる事もあるかと思います。ゼミは保護者の皆様と共に、お子様の成長を見守っていきたいと願っています。もしも困ったとき、不安なときなどは、是非ゼミまでご連絡下さい。スタッフ一同、お子様のために全力でお手伝いさせて頂きます。